バーに行った時に、何を飲もうか迷った時に、何を注文していますか?
カクテルは、種類が多く、名前だけでは味が想像できないものもたくさんありますね^ ^
特に、初めてのバーでの注文は不安があります。
そんな時は、居酒屋では「とりあえずビール!」ですが、
バーでは「とりあえずジントニック!」がオススメです。
ジントニックは、メジャーなカクテルで、ジンの9割はジントニックとして消費されているという説もあるほどなんです。
このジントニックに関しても、ivanでは少しこだわりをもって作っております。
一見シンプルで誰が作っても同じように見られる、ジントニックですが、バーテンダーの実力が試される、カクテルだったりします。
使うジン選びに始まり、ライムの絞り方、トニックの注ぎ方、ステアの仕方など、バーテンダーとしての基礎が詰め込まれたカクテルだからなんです。
僕のお世話になっていた、あるマスターが、
「カクテルには正解がいくつもある、
飲んだ人が喜ぶものが作れたら、それは正解だから」
とよく言われていたのを今でも覚えています。
喜んでもらえるものを作るために、考えた結果、僕のジントニックの特徴は飲む人に合わせてレシピや材料を変えるという手法でやっています。
人によって好みは十人十色だと思いますし、その日のコンディションや、どんな食事をしたかなんかで、求めるジントニックも変わってくるのかなと思います。
どのように変化させるかというと、大きく3つのポイントを調整して、ニーズに合った一杯をお作りするよう心掛けています。
1.ジンの種類
ジンと一言に言っても種類はたくさんあり、辛口の荒々しいジンから、ほのかに甘いソフトなジンまで様々あります。ジン好きの方には辛口のドライなジンを、そんなに普段お酒を飲まない方には、ソフトな飲みやすいジンをチョイスしています。
2.アルコール度数
単純に度数を、調整したりも大事な要素だったりします。一杯目の方には少し弱めに作ったり、普段からキツめのお酒を好む方には強めに作ったりしています。
3.ライムの絞り方
これは家庭でも使えるテクニックなんですが、お客様の好みに合わせて、ライムの香りを強めたいなと思う時には、少し強めに絞った後、香りの元となる油分は皮の方に多く含まれるので、ライムの皮をひねり出すようにもうひと絞りすると、柑橘感が増して、爽やかなライムの香りが主張するジントニックになります。
かと言ってやり過ぎは苦味が出てしまうので、ほどほどに。
細かいところを言えば他にも、いくつかありますがこんな感じで、その人その人に合わせた一杯を作るために、工夫をしています。
きっとあなたにも喜んでもらえる、ジントニックが飲めると思うので、
ivanに来た際は、
「とりあえずジントニック!」と言って頂けたらと思います^_^